水回りリフォームを行う際に起きがちなトラブルと対処法について解説!
水回りは、リフォームの中でも依頼が多いとされています。水回りは劣化しやすい部分で、汚れも気になりやすいので長く住んでいるお宅では、リフォームが検討することが多いのです。しかし、ここで注意したいのが水回りリフォームでのトラブル。ここでは、よくあるトラブルとトラブルの回避策をまとめておきます。
水回りリフォームを行う際に起きがちなトラブル
水回りのリフォームで起こりやすいとされているトラブルは3つあります。ひとつずつ見ていきましょう。
費用に関するトラブル
水回りのリフォームで多くあるのが、費用に関するトラブルです。最初に見積をもらっていた金額と異なる請求をされてしまい、トラブルになったという事例があります。
これは、見積に含まれていない内容の施工が必要になってしまったということで、追加費用が上乗せされたり、依頼した内容と異なる業務が勝手に追加されていたりしたことなどが挙げられます。
リフォームを開始する前に、契約内容はよく確認するようにしなければいけません。見積も内訳をしっかりとチェックして、不明点がある場合は詳細を確認しましょう。あやふやな回答やきちんとした説明をしてくれない業者に依頼するのは避けたほうがよいです。
依頼した業者の対応が悪い
施工業者が近隣に迷惑をかける行動を取ってしまうことでトラブルとなった事例もあります。たとえば、作業車を指定されている場所とは異なるところに停めていたり、休憩時間のゴミが道路に落ちていたり、路上喫煙していたりするといったことがあります。
このようなことをされてしまうと、依頼した側の責任として問われることがあるのです。きちんとした業者なのかどうか確認しなければいけません。
また、工事が雑、工事予定日が大幅にずれているなど施行面の問題もあるでしょう。費用が安すぎる場合は、施工面で問題がないか注意が必要です。口コミも参考にしてみましょう。
予定と異なる仕上がりになった
施工業者との最終確認が充分にできておらず、仕上がりが違うというような事例もあります。予定していた設備がついていない、違うものが取り付けられているなどがあるので、必ず最終確認をしましょう。
水回りリフォームのトラブルを回避するためには?
水回りで起こりやすいトラブルを回避するためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。注意したいことをまとめたので、確認してください。
業者選びは慎重にする
水回りのリフォームを依頼する業者は、よく比較しましょう。公式サイトを見ることはもちろん、施工事例を確認したり、口コミサイトを見たりするのがおすすめです。
そして複数の業者から見積をもらって、価格や内容を比較してください。見積依頼時の対応についても確認しておきましょう。
打ち合わせが丁寧かどうか
打合せを丁寧にしてくれる業者でなければ、仕上がりがイメージ通りにならない可能性があるので注意しなければいけません。打ち合わせを丁寧にしてくれる業者、対応が丁寧な業者を選ぶようにしましょう。
打ち合わせの内容は「いった、いわない」を防ぐためにも録音したりメモを取ったりしておくことをおすすめします。
契約書はよく確認する
さらっと契約書を見ているだけだと、契約内容を把握しきれません。見落としてしまったことを、後から伝えても「契約内容にない」といわれてしまう可能性もあるのです。契約書はよく確認して、不明点は必ず質問しましょう。
アフターサービスも確認
施行してもらった後のアフターサービスも確認してください。万が一トラブルが起きた際に、なにも対応してもらえないとなると困るでしょう。
水回りが得意な施工業者を選ぶ
リフォーム業者は、それぞれ得意としている分野が異なります。水回りを依頼したい場合は、水回りのリフォームが得意な業者に依頼しましょう。施工実績が多い業者がおすすめです。
万が一、トラブルが起こってしまった際の対処法
トラブルが起こらないようにしっかり対策していても、トラブルが起こってしまう可能性もあります。もしトラブルが起きてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。
費用をかけないでトラブル解決
トラブルが起こると、解決するために費用がかかってしまう可能性もありますが、費用をかけない対処法を考えましょう。まずは施行業者に連絡し、対応してほしいことを伝えます。
これですぐに対応してもらえるケースもあるので、必ず伝えましょう。対応してもらえない場合、国民生活センターや住宅相談所などの専門家のアドバイスも受けてみるとよいです。
弁護士による解決
施工業者側でやり直しなどに対応してもらえない、追加で高額な費用を請求されてしまうといったことが起こっている場合、弁護士に相談して交渉するということになる場合があります。
この場合、業者側も弁護士を立てて争ってくる可能性があるので、充分な証拠を用意しておく必要があるでしょう。弁護士に依頼する場合、費用がかかってしまいます。
裁判による解決
弁護士を交えて交渉しても問題が解決しないという場合は、最終的に裁判になってしまう可能性があります。裁判となると、また費用がかかるうえ、さまざまな証拠も提出しなければいけません。時間と手間がかかってしまうので、ここまで発展してしまうことは稀です。
クーリングオフ制度やリフォーム瑕疵保険も確認
契約内容によりますが、クーリングオフ制度やリフォーム瑕疵保険も利用できる場合があります。これらも確認しておきましょう。
まとめ
ここまで水回りのリフォームを行う際に起こりやすいトラブルや、トラブルを回避するための方法、トラブルが起きた場合の対処法などをお伝えしました。水回りのリフォームは、水回りを専門にしているリフォーム会社に依頼するようにして、トラブルが起こらないようにしたいものです。まずは慎重に業者探しを行ってください。